巨木写真 八房杉INDEX

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奈良県宇陀市・八房杉 樹齢 900年
国指定天然記念物

樹高  14m
幹周り 9m
訪問満足度 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8.0

2008.9.25
奈良県宇陀市菟田野。名阪国道針ICから370号線/166号線を南下、案内板があるので間違わずに着いた。
駐車場がないので路肩にとめる。あたりは田園地帯で秋のいい匂いが漂っている。八房杉は桜実神社境内にある。
案内板によると、天武天皇が大和制定の際、菟田高城に陣営をはったときに植えられたと伝えられる。
杉の老巨木は奇形したものが多く、どれも恐ろしい形をしているが、この八房杉も同様に四方に幹が分かれ、まるで八岐大蛇のようだ。怖々近寄って撮影する。斜面にたっていて鉄柵で保護され、斜面上にコンクリートで固められたおもりからワイヤーで引っ張って支えられている様はようやく生きているように感じる。
横に人が立つとその大きさはやはり凄い。しばらく撮影していると、農作業と思われる方が『えらい形の樹ですなあ』と声をかけてこられた。近くの方が他府県ナンバーの車を発見して様子を見にきたようだ。写真を撮っているのを確認して山の方へ登って行かれた。やはり地域の自慢の大杉なのだろう、大切に守られているのを感じた。国指定天然記念物にふさわしい1本。